マンションのリフォームの中でも、「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の改修」は、家族の集まる空間の快適性を大きく左右するため、特に人気があります。今回は、マンションLDK改修の具体的な事例とそのポイントをご紹介します。築15年のマンションに住むB様ご家族は、独立型のキッチンが使いにくく、リビングも手狭に感じていました。そこで、予算350万円でLDKの改修を実施。まず、キッチンとリビングの間仕切り壁を撤去し、対面式のオープンキッチンを導入しました。これにより、料理をしながらリビングの家族と会話ができるようになり、コミュニケーションが活発化。キッチンには、食洗機や大容量の収納を完備し、家事効率も大幅にアップしました。リビングダイニングの床材は、既存のカーペットからお手入れのしやすいフローリングに張り替え、壁紙も明るいトーンのものに変更。部屋全体が明るく、広々とした印象になりました。また、リビングの一角には、壁面収納と一体になったデスクスペースを設け、子どもの学習やテレワークにも対応できるように工夫。間接照明を随所に配置することで、夜は落ち着いた雰囲気を演出できるなど、シーンに合わせた空間づくりも実現しました。工事期間は約3週間。改修後は、家族みんなで料理をしたり、リビングでくつろいだりと、LDKが以前にも増して家族の憩いの場となりました。LDKの改修は、費用はかかりますが、日々の生活の質を向上させる投資として、非常に満足度の高いリフォームと言えるでしょう。